2010/11/05 秋田県建設業協会様が県内3会場で工事評点セミナー初級編を開催
(社)秋田県建設業協会様が11月1・2・4日の日程で、県内3会場(大仙市・秋田市・大館市)において秋田県工事評点対策講習会(基礎編)を開催されました。
11月1日:秋田県仙北建設業会館(大仙市)
11月2日:秋田県建設業会館別館 大会議室(秋田市)
11月4日:大館地域職業訓練センター(大館市)
開催に先立ち今野真弥主任よりご挨拶を頂き、開催の意義と講師のご紹介を頂きました。
(社)秋田県建設業協会 今野真弥主任
今回は平成20年度と21年度の工事成績を調査させて頂きましたが、秋田県の工事成績は地域によってかなりばらつきがあることと、全地区とも前年より工事成績が良い傾向にあることが下の「地域別分布」図からわかります。
各2年度とも県内1位、2位の高得点地域である仙北地区と北秋田地区で今回このセミナーが開催されたことも、工事成績に対する意識の違いが現れたのかもしれません。
下の「工種別・ランク別」図を見ると、やはり上位ランクのA級業者がどの工種でも平均的に高得点を取得しており、特に土木工事において顕著な傾向が現れていることがわかります。
更に全国の工事成績を国・都道府県に分けて1点刻みで分布をプロット(国土交通省HP参照)してみると国交省の工事成績は74点前後をピークとした正規分布型を示しており、84点以上の分布は殆ど見ることができません。
一方、都道府県平均のデータは、両裾がなだらかでピークである76点を中心に緩やかに分布しています。85点以上の分布も多く見られ、65点付近に小山が出来ていることが特徴的です。これは不合格点を意識した評定が行われていることを示しているのかもしれません。
今回のセミナーでは工事成績評定の計算方法と、日経コンストラクションの最新号(2010年10月22日号)で「成績80点獲得のセオリー」として紹介された「逆算シミュレーション」、「品質・出来形に関するばらつき」について理解を深めて頂きました。最後は考査項目別運用表の課題(工程管理)に取り組んで頂きました。
ワイズでは第2部で実施した逆算シミュレーションや、各都道府県の考査項目別データと比較が可能な『工事成績マネージャ 工事成績逆算シミュレーションシステム』を9,870円という低価格で先日発表させて頂きました。地域別・項目別の平均点と自社平均点を比較するなど、単なる逆算システムには無い機能やデータが盛り込まれておりますので、是非、お試し下さい。
既に国土交通省発注工事と37の道府県発注工事に対応し、現在、全都道府県への対応を進めています(対応状況は工事成績採点要領の対応状況一覧をご確認ください)。
秋田県建設業会館 別館(秋田会場) |
秋田県建設業会館 |
今回の課題の解答時間や正答率などは全国トップクラスであり、秋田県の業者さんのレベルの高さを理解できた3日間でした。義務教育の成績が常にトップクラスである理由も、秋田の皆さんの真面目さから来ているのではないかと肌で実感できました。
秋田県建設業協会の皆様方、熱心な取り組みありがとうございました。今後ともワイズグループへのご指導を宜しくお願いいたします。
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