石狩東北部道路維持事業協同組合様(澤田富男理事長)が除雪を担当する北海道道路線の稼働機械は194台(平成24年度)。構成企業10社で担当する。早朝除雪を終えた構成企業のオペレーターが帰社後、除雪管理システムへの入力作業を行う。
除雪機械稼働時間で積算される業務において、稼働時間算定の根拠資料となる「タコグラフ」。稼働時間の集計作業及び、路線情報を旗揚げする作業は従来、目視・手作業によるもので、拡大鏡やコンパス、定規を駆使する手書き作業は、担当者にとって多くの時間を費やす事務作業となっていた。
タコグラフマネージャは、自動解析・稼働時間の集計と、旗揚げ作業及び北海道除雪管理システムと完全連動することで、事務作業負担の軽減及び業務効率化に貢献する。
同組合では平成24年12月より「タコグラフマネージャ」を本格導入。
構成企業の機械開発北旺株式会社 沓掛氏は、導入効果として「旗揚げ台紙作成手間が大幅に削減できた。除雪管理システムとの連動で、入力・手書き作業は大幅に削減できている。」 と語る。平成24年度除雪機終了後、構成企業へのアンケート調査を実施した結果、日報作成の工数は最大で70%削減の評価を得た。
構成企業担当者の事務負担軽減を実現した石狩東北部道路維持事業協同組合。事務局業務責任者の工藤氏は 「提出される日報様式の定型化により確認作業の正確性も向上した。今後、更なるチャート紙の読取り精度の向上により、構成企業側の作業効率アップも期待できる。」と話す。
横入力方式はマウス操作で時間調整可能 |
旗揚げ台紙を自動出力 |