PhotoManager シリーズと電子小黒板 PhotoManagerを「WebDAV方式のオンラインストレージ」で連携するには

1:WebDAV方式とは

WebDAV方式とは、HTML通信を拡張することで、ファイル/フォルダの読み書きが行えるようになるストレージ方式になります。
弊社で動作確認済みの、主要なWebDAV方式のオンラインストレージは以下の通りです(2024年8月28日現在)。

サービス名 提供会社 プラン
RICOH Drive リコージャパン株式会社 Starter/Standard/Pro(有料)
InfiniCLOUD InfiniCloud株式会社 Free(無料)
Premium 300GB/3TB/10TB(有料)
OpenDrive OpenDrive合同会社 個人向け:Free(無料)、Personal/Custom(有料)
法人向け:Custom/Business/Reseller(有料)
TRunQ 株式会社デジタライズ ピコ/シンプル/スタンダード/バックアップ(有料)

アカウントの取得には各種サービスにて別途登録(ご利用契約等)が必要です。
詳細に関しては各種サービスの窓口にお問い合わせください。

2:PhotoManager(パソコン)でWebDAVの連携と工事のアップロードを行う

※連携の前に、PhotoManagerで工事情報や工種フォルダ等が入った工事データを作成する必要があります。

クラウド連携を開く

①クラウド接続設定を開く

PhotoManagerのツールバーから「クラウド連携」をクリックします。
 
クラウド接続設定を開く 「クラウド接続設定」をクリックします。
 
クラウドの種類を「オンラインストレージ(WebDAV方式)」に

②クラウドの種類を「オンラインストレージ(WebDAV方式)」に

クラウドの種類の中から「オンラインストレージ(WebDAV方式)」をクリックし、以下の情報を入力して「OK」に進みます。
  • サービスから提供されるWebDAV用URL
  • 登録したユーザー名
  • 登録したパスワード

※プロキシ設定が必要な方は、「プロキシ設定」ボタンより設定してください。
 
アップロード確認 アップロード確認ダイアログが表示されますので、「OK」を選びます。
 
アップロード確認

③工事情報アップロード

「工事情報アップロード」ダイアログが表示されましたら、WebDAV連携と工事のアップロードは成功です。
「OK」を押してダイアログを閉じます。
 
二回目以降の連携について

⑥二回目以降の連携について

一度工事をアップロードした後、別の工事をオンラインストレージにアップロードしたい場合、該当の工事を開いてから「クラウド連携」を開き、「工事情報をクラウドにアップロード」をクリックすることで、オンラインストレージに工事がアップロードされます。
また、工事をアップロードした後に工事情報などを変更した場合は、同じように「クラウド連携」から「工事情報をクラウドにアップロード」を行うことで、オンラインストレージ上の工事が更新されます。

3:電子小黒板 PhotoManager(スマートフォンもしくはタブレット)をWebDAVに連携させる

設定からクラウド接続設定へ

①設定からクラウド接続設定へ

電子小黒板 PhotoManagerから「設定」を選び、画面の下から二番目にある「クラウド接続設定」の欄から「クラウドの種類」を選びます。
 
クラウドの種類を「オンラインストレージ(WebDAV方式)」に

②クラウドの種類を「オンラインストレージ(WebDAV方式)」に

クラウドの種類の一覧表から「オンラインストレージ(WebDAV方式)」を選びます。
 
アカウント情報の入力

③アカウント情報を入力

アカウント情報の入力画面が表示されるので、以下の情報を入力し「ログイン」を押します。
  • サービスから提供されるWebDAV用URL
  • 登録したユーザー名
  • 登録したパスワード
 
WebDAV連携完了

④WebDAV連携完了

「クラウドに接続しました」のダイアログが表示されましたら、オンラインストレージとの連携は成功です。
引き続き工事のダウンロードを行う場合は「はい」を押します。

4:電子小黒板 PhotoManager(スマートフォンもしくはタブレット)で工事をダウンロードする

クラウド連携を開く

①クラウド連携を開く

電子小黒板 PhotoManagerから「工事情報」を選び、右上にある「工事選択」を選んで工事一覧を開きます。
その後、工事一覧の一番下ある「クラウド連携」を選びます。
 
連携方法を選ぶ

②連携方法を選ぶ

連携方法選択ダイアログが表示されますので、いずれかを選びます。
連携方法には、以下の二点があります。
  • クラウドから新しい工事データを作成する
    • オンラインストレージからダウンロードした工事を、新しい工事として工事一覧に追加します。
  • 現在の工事とクラウドのデータを連携させる
    • 現在工事一覧で選択されている工事に、オンラインストレージからダウンロードした工事を上書きします。
    • 連携前、先にアプリで工事データを作成し、写真を撮影している場合などに使用します。
 
連携する工事を選ぶ

③連携する工事を選ぶ

連携工事選択ダイアログが表示され、PhotoManagerでアップロードした工事が一覧で表示されます。
一覧の中から連携したい工事を選び、「OK」を押します。
 
連携する工事を選ぶ

④工事情報ダウンロード

工事情報に自動的に戻り、連携したい工事が表示されていれば、工事のダウンロードは成功です。

5:電子小黒板 PhotoManager(スマートフォンもしくはタブレット)で撮影した写真をアップロードする

オンラインストレージからダウンロードした工事のみが対象です。

写真一覧の選択モードを開く

①写真一覧の選択モードを開く

電子小黒板 PhotoManagerから「写真一覧」を選び、「選択」を押します。
 
写真を選択してアップロード

②写真を選択してアップロード

いずれかの方法で写真を選択し、「アップロード」を押します。
  • アップロードしたい写真を押す
  • 「すべて選択」を押す
    • 写真一覧に表示されているすべての写真がアップロード対象になります。
  • 「未UP選択」を押す
    • まだアップロードをしていない写真がアップロード対象になります。
進捗ダイアログの後、「アップロードが完了しました」とアプリ下側に通知が出れば、写真のアップロードは成功です。

6:PhotoManager(パソコン)に写真をダウンロードする

PhotoManagerで開いている工事がオンラインストレージに接続していれば、電子小黒板 PhotoManagerからアップロードされた写真があるか、一定の間隔でクラウド上の写真の有無をチェックします。
写真が見つかると自動でダウンロードを行い、写真に応じて各フォルダに振り分けます。

電子小黒板 PhotoManagerからアップロードされた写真を手動でダウンロードする場合は、以下の手順で行います。

取り込みフォルダを選択

①取り込みフォルダを選択

PhotoManagerでオンラインストレージに接続している工事を開いてから、工種フォルダツリーの「取り込み」を選択します。
 
クラウドから取り込み

②クラウドから取り込み

ツールバーの「クラウドから取り込み」ボタンが押せるようになるので、「クラウドから取り込み」を選択します。
 
振り分け結果一覧 進捗ダイアログの後、「振り分け結果一覧」のダイアログが表示されれば、写真のダウンロードは成功です。